基本方針

一つのモジュールの運用範囲(モジュール粒度)

 

一つのCLAIMモジュールには,MMLの文書ヘッダー(docInfo)が必ず一つだけ設定される.一つの文書ヘッダーには,「文書の記載日(単一の日付)」,「一人の文書記載者」が必須項目として記載されている.よって,一つのCLAIMモジュールの運用範囲として,単一の日付で,一人の診療行為者によって予約/実施された診療情報とする.想定される運用例としては,外来では,同一医師の一人の外来患者に対して実施された一連の診療行為を一つのモジュールに収めることが考えられ,入院では,同一医師の一人の入院患者に対して実施された一つのオーダーを一つのモジュールに収めることが考えられる.

例外事項として,同じ「オーダー発行日」であっても,「実施予定日」が異なれば,別個の予約請求モジュールとしなければならないことは既に述べた.

もう一つの例外事項として,一つのCLAIMモジュールには,一つの健康保険のみ設定可能であるため,使用健康保険が異なる場合は別モジュールとする.